インフラ系エンジニアが目指すもの

インフラ系エンジニアとはサーバなどの構築や運用を手掛ける人員のことです。システム構築のために利用したり、ネットワークサービスのために運用するものを適切に構築し、管理することが業務となります。機材の選定やシステムの導入などを行うことになります。その目標とは、まず必要とされるサービスを運用するためにストレスの無いようなパフォーマンスを実現することが挙げられます。例えばネット通販のために使用するサーバを構築する場合、多くのアクセスが集中した時に落ちてしまうようでは話になりません。

かと言ってあまりにもオーバースペックとなるとクライアントの負担が大きくなってしまいます。適切な機材を使用してある程度の負荷にも耐えられるような構築を行う必要があります。また、セキュリティに関しても安心して利用できるように整備する必要がありますし、また災害時に備えてのバックアップも常時取れるようにする必要もあります。

つまりインフラ系エンジニアはクライアントが安心して使用できるようなサーバシステムを提供することが目標となるわけです。さらにクライアントの事業の収益構造を把握して必要な機材を適切な数だけ用意することになりますが、将来の増加にも対応できるような設計を行うことも求められます。また、インフラ系エンジニアが目標とするのは、単にサーバの安定運用ではなく、あくまでもそこで提供するサービスを利用するユーザーの使い勝手です。