インフラ系エンジニアが予め注意すべき点

企業の情報システムの構築、監視、メンテナンスなどを行うインフラ系エンジニアは、まだ需要を満たす数に達していない為、失業しにくく収入も安定している職業ですが、デメリットがまったくないわけではありません。例えば、サーバの監視業務などは24時間体制で行う必要がある為、急なトラブルが発生した際非番であっても突然呼び出されますし、複数のプロジェクトを同時に行うこともけっしてめずらしいことではありません。この一点だけを見ると働き方として仕事とプライベートをきっちり分けたい方にはあまり向かない職業と言えます。

またスキルにおいても常設のネットワーク構築技術だけでは、収入を上げることは難しくクラウド技術でのネットワークの仮想化対応や、より大規模なネットワーク構築、インフラ効果のアップなど常に新しい知識の習得と技術の修練が求められます。テクノロジーに対して興味があり、努力を惜しまない方でなければキャリアアップを図ることは難しいでしょう。

さらに一流のエンジニアになる為には、知識以上に経験が重要で、現場での経験の数がより直感的なセンスに結びついていきますから一流に育つまでにはかなりの時間を要します。しかしそれに比例して勉強会が少ないのがネックとなっており自分で率先して勉強会を開くなど他者との交流を積極的に行う努力も必要となってきます。今後はレンタルサーバなどが主流となり、仮想化インフラへと移行するとされていますがインフラ系エンジニアに求められる上記の資質は今後も変わることはないでしょう。